第21話 アルルで別行動

1985年10月1日(火)晴れ

9月14日に日本を出て既に半月以上経ち、残してきた家族のこと、畑の様子、女子短と様々頭の中に募ってきた。


今度の宿では朝食を頼んでいないので、パンをかじって済ませた。麻美は街を一人で歩いてくると言うので、単独で街中を描きに出た。

街は小さいので、ローヌ河と闘牛場を目標にして歩いていれば迷うことはなかった。ローヌ河岸を下って橋まで行き、町中に入りたばことコーヒーを飲む。16.5フランだった。今日はチョークで描いた。画材屋があったので、フィクサチーフを買う。小瓶のスプレーだが36.5フランで手持ちは残り2.5フランだ。街の中程に遺跡を見つけ入った。その中でスケッチに夢中で昼の閉門を知らないでいた。門は閉ざされているので昼寝の門番を起こす。スペイン人の老婆が出てきて荒調子で喋るが言葉が一向に分からない。言っていることは感じで分かるので謝った。入場料を払えと言っている。残りの2.5フランを出すと料金版を指さして4フランだという。さんざんの思いで外に出してもらった。午後1時近かった。


 今日はチョークや鉛筆で描いてまわった。遺跡からの民家、闘牛場からの赤い屋根の風景、街の中心地にある大きい建物の中のヴィーナスに似た石膏のある一角風景。
 今日も疲れた。麻美が近くの中国料理屋で日本食品の類を買ってきて、食事は部屋で済ませた。

No.1075 アルルの家並み
アルルの街並み
No.1060 アルルde Rhone
アルル闘牛場
アルルスケッチ
アルル郊外スケッチ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です